花里庵について

花里庵について

大正時代から昭和初期の日本は、日清、日露、そして第一次大戦を終え、産業や流通が大きく発展しました。大衆が社会や政治を変えるべくデモクラシーを訴えるなど、戦争は起こらなくとも混沌とした時代。そんな激動の中で既成概念にとらわれることなく、西洋文明のファッションを取り入れ、自分たちが可愛いと思うスタイルで街へ出て、自由を楽しんだのがモダンガールたちです。


「花里庵(かりあん)」という名には、花と人々が集まり出逢う場所という意味があります。


大正時代には、西洋からの花は入ってきたばかりもしくはまだ未知のものです。

ですが、21世紀の今では、この時代にやってきた花々がすっかり根付いています。

一方で、日本に昔からある和の花は、多くの人が忘れつつあるのも現状です。

日本らしい和の花を今の時代の人にあらためて知ってもらうこと、

西洋の花とのミックスで魅せる新たな表現、世界。

花に対する想いだけでなく、正しい知識も知ってほしい。

かつてのモダンガールたちのように、自分たちが可愛いと感じる世界を正しく伝えたい、そんな思いでこの「花里庵」は生まれました。