お花のこと

紫陽花のおはなし

梅雨空のなか、雨に濡れた紫陽花の葉の上には小さな蝸牛。 6月の花といえば、そんな情景を思い出す人も多いことでしょう。 これから旬を迎える紫陽花は日本にルーツがある花です。ご存じでしたか? 額紫陽花(がくあじさい)や山紫陽花など、日本が原産地であり、日本らしい花のひとつなのです。 そして、紫陽花といえば、江戸時代にオランダ政府から日本に派遣されてやってきた医師のシーボルト。彼は大変な植物好き...
切り花栄養剤
お道具のこと

切り花栄養剤

切り花栄養剤 花瓶に生けたお花を長く楽しむためのお薬です。切り花栄養剤には、水にバクテリアの発生を防ぐ殺菌剤と花を綺麗に咲かせるための栄養分(糖)が入っています。 決められた割合で水と希釈して使います。花瓶のお水が減った場合は、希釈した液を注ぐことで、水替えの手間が省けます。ただ、水が透明ではなく、見ただけで汚れているときは、花瓶を洗い、水替えもしましょう。 切り花栄養剤には花によい栄養も入...
花瓶

花瓶

花瓶 花瓶はガラス、陶、金属、プラスチックなど、さまざまな材質のものとデザイン、大きさがあります。基本的には水漏れしなければお好きなものをお使いになるのがよいでしょう。空き瓶や空き缶を利用されるのもいいでしょう。 お花を生けるときは、必ず花瓶のなかを綺麗に洗ってから水を入れましょう。お花の元気がなくなる理由のひとつが水のなかに発生したバクテリアです。花瓶が綺麗で清潔であることは、お花を長く楽...
花鋏(ハナバサミ)

花鋏(ハナバサミ)

花鋏(ハナバサミ) まず、お花を扱うときに、用意していただきたいのが花鋏です。花の茎をカットしたり、長さを調整したりするために使います。お花を花瓶にいけるときには、お花の茎の先端を斜めに切ります。こうすると、茎の断面積が増え、たくさんの水を吸うようになります。生け直すときにも同じようにします。 そして大事なことですが、花鋏は、花や植物をカットする用途以外には使わないことです。鋏の刃が悪くな...